6月某日
ここんところ風太朗先生はケガが絶えないのだった。
幸い大きなケガにはいたってないが
親としては気が気ではない。
ジッとしていない。
寝ている時以外はひたすら動き回る。
前を見ずに走り回る。
痛かったことを学習しない。
そんな先生なのだからケガが多いのは仕方ないのだが、
最近きれいなお顔に痣模様がついている時が多い。
まぁまぁ男の子だから
とは言え、顔にけがは切ないのだった。
ベッドの角に目の下をぶつけて目の周りを黒くした風太朗先生。
トーマスの客車アニーの上でお澄まし顔も痛々しい。
目の周りの黒ずみが消えたと思ったら
今度はテーブルの端に激突して頬に痣模様を作る風太朗先生。